婚礼の歴史history
文豪に愛され、伝統と文化が息づく唯一無二の地で挙げる式
S&M様
- 挙式スタイル人前式
- 披露宴会場つばきの間
- 季節冬
- 人数約35名
山の上ホテルをお選びいただいた理由
新型コロナウイルス禍だったこともあり、結婚を決めた当時(2021年夏)は挙式についてあまり考えていませんでした。一緒に暮らし始めて半年ほどたった頃、同時期にそれぞれ友人の結婚式に出席し、式を身近に感じたせいか「結婚式、どうする?」と話題になるように。そうなったら話は早く、数週間のうちに「山の上ホテル」へ資料請求し、夏休みに合わせて式場見学の予約をとりました。
というのも、2人とも学生時代から山の上ホテルへの憧れがあり、迷いなく意見が一致。「ここでできないなら結婚式はしなくても良いよね」とさえ口にしていました。どちらも足を踏み入れたことすらなかったものの、文豪に愛され、伝統と文化が息づく唯一無二の地で挙げる式ならきっと…と直感(妄想?)は揺るぎませんでした。
強いて言えば、中国地方に暮らしているため、打ち合わせの日程や東京への行き来が不安要素でした。ですが、オンラインで対応していただいたり、現地での打ち合わせを一日にまとめていただいたり、スタッフの皆様がこちらの事情を理解してくださったおかげで負担を感じることはありませんでした。
結婚披露宴の感想と未来の山の上ホテルの花嫁へ
当日は朝から晴れ、キンと澄んだ心地よい空気が式場のたたずまいになじんでいました。前泊し、部屋で朝ご飯までしっかり堪能(前夜にはコーヒーパーラーヒルトップでグラタンを)。
その後は怒濤の着替え、メイク、撮影、撮影、撮影…。慣れないことばかりで戸惑いつつも、終始スタッフの皆様の温かい笑顔と心遣いに助けられ、気付いたときにはバージンロードの端に。
瀟洒なインテリアや心くすぐる装飾品に囲まれての撮影は、後にも先にもない貴重な体験になりました。チャペルにオルガンの音色が響き、始まった挙式。冬のまばゆい日差しが惜しげもなく降り注ぐなか、家族や友人から祝福の拍手を送られ、憧れの地で良き日を迎えた喜びに心が満たされました。
披露宴ではお待ちかねのめくるめくフレンチを味わい、久しぶりのお酒を友人たちと酌み交わし、旧友からのメッセージに涙し…2人の大せつな宝物をぎゅっと詰め込んだような、かけがえのない時間となりました。
「山の上ホテルでできるだけで十分。細かいことはお任せで」と式へのこだわりが希薄な私たちは、コンセプトもコーディネートもほぼ丸投げしてしまった上、プランナーさんからの「宿題」もいつも締め切りギリギリ。
スタッフ、関係者の皆様には迷惑ばかりかけてしまいましたが、優しさに甘えながら何とか当日を迎えることができました。
振り返ってみれば、山の上ホテルの格式がありながらも飾らないアットホームな雰囲気や、積み重ねられた時間が生み出すぬくもりが、知らず知らずのうちに私たちが理想とする結婚式を演出してくれたのではないかと思います。
ありがたいことに、参列してくれた友人、家族からは「2人にぴったりの式だった」と嬉しい言葉をもらい、「結婚式っていいなあ。次は中華が食べたい」とリクエストまで…。
結婚式をもう一度挙げることはなかなか難しいですが(笑)、いつか記念日にホテルのレストランへ食事に訪れるのが楽しみです。
式を検討されている新郎新婦の皆様も、ぜひ食事のチョイスや朗らかなスタッフさんとのやりとりを楽しみながら、とびきりの良き日を迎えてください。