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山の上ホテル探訪

光のボウシ

アール・デコの香り漂う立体的な塔の頭頂に灯される夜間照明は、山の上ホテルのシンボルです。

アール・デコとは、1920年代のパリで生まれた折衷的装飾様式。
幾何学モチーフや直線、流線形が多用されているのが特色です。クラシックでありながらどこかモダンな雰囲気を持っています。
正面玄関の天井を見上げると、六角形の照明・・・
これもアール・デコ調です。

光のボウシ

作家の方から送られたもの

これはロビーに飾られている、池波正太郎さんが描いてくださった絵です。

池波さんは山の上ホテル滞在中、よく絵を描いてくださいました。
館内には、他にも池波さんの描かれた絵が飾られております。散策しながら探してみてはいかがでしょう?

池波正太郎 作家。1960年「錯乱」で直木賞受賞。
他代表作「鬼平犯科帳」「真田太平記」等。

「調べる」空間

ロビーの一角には、辞書コーナーとライティングデスクがございます。
英和辞典から医学事典まで、多くの種類を取り揃えました。
お仕事中の方も、お手紙を書かれる方も、ここでひととおりのことは調べられるよう、ご用意させていただいております。

「調べる」空間

エレベーターの思い出

エレベーター

それでは、客室階へご案内いたします。 エレベーターで上がりましょう。
現在は自動のこのエレベーターも、昭和46年までは手動式でした。

鉄格子の蛇腹のドアを手で開けてエレベーターに乗り込みます。
移動はレバーを上下させるだけの単純な操作でしたが、目的の階でエレベーターとフロアの段差なく止めるには、その少し手前でレバーをニュートラルにして惰性を使うという技が必要でした。

不慣れな従業員だとかなりの段差がつき、お客様に飛び下りてもらったりした事もありました。
エレベーターホールに立つと、そんな当時の様子が目に浮かぶ気がします。

壁のタイル

エレベーターを降りると、廊下には白い壁に一筋のタイルが張り巡らされ、
各部屋の入口までつながっているのが見えます。
昔の洋館を思わせるようなこのタイル、
実は1階のロビーの壁にも一周同じ装飾が施されています。
お気付きになりましたか?

ドアノブ

ドアノブ

こちらは406号室でございます。
ドアノブに手をかけると、何となく位置が高い気がしませんか?
これは戦後、この建物が米軍に接収され、WAC(陸軍婦人部隊)の
宿舎として使われていた頃の名残りです。
平均身長の高い外国人向けに設計されたのでしょう。
昭和55年の改装後もあえて当時の雰囲気を残しています。
それでは、中へどうぞ。

ほっと一息

ここは庭付きの部屋です。
窓の外に目を向けると、そこには庭の緑が―ふとした瞬間にもほっとしていただけるようなホテルでありたいと思っております。
他に、403号室も庭付きのお部屋になっております。
それでは次の客室へご案内いたします。

エレベーター

ここは東京?

こちらは407号室でございます。ドアを開けると、今までとは違う香りが広がります。
それでは次の客室へご案内いたします。
和室風の客室です。籐椅子にすわって寛いでいると、思わず東京にいることを忘れてしまいそうになります。作家の方々からご好評のタイプです。
このような畳敷きの部屋を他に6室ご用意しております。

屋根裏部屋

それでは、次のお部屋にご案内しましょう。入口のドア上に"Mozart"の文字が見えます。
ここは601号室、通称「モーツァルトの部屋」です。ドアを開けると階段が続いていて、まるで屋根裏部屋に行くような造りになっております。
ホテルではない、どこか別の所に迷い込んでしまったような気分になりませんか?

音楽を聴きながら

階段を上りきりドアを開けると、窓際に並ぶフルオーディオセットが目に入ります。
壁には、額縁に入ったモーツアルトの楽譜(原版の複写)が飾られています。
音楽を聴きながらゆったりと寛ぐには最高の部屋です。特にクラッシック好きの方には、お楽しみいただけるのではないでしょうか。

グラスを傾けて

ロビー前に、こじんまりとした英国風のカウンターバーがあります。
馬毛のスタンド椅子の感触を味わいながら、洋酒を愉しむ大人の時間をお過ごしください。
吉行淳之介さんのコラム「トワイライト・カフェ」(日本経済新聞)の舞台にもなったこのバーは、今も静かに時を刻んでいます。